かなり硬い組織で、体内でもっとも硬い部分です。
前歯の先端の部分には、象牙質も歯髄もありませんから、半透明な乳白色のエナメル質だけがあります。
黄色みも薄く、ほかの部分よりも透明感があります。
歯茎に近い部分は、エナメル質の厚みが薄いので、黄色みが強くでてきます。
エナメル質の内側に、薄い淡黄色や黄褐色の象牙質があり、これが歯の本体となっています。
もっとも内側にあるのが、 赤い色をした歯髄です。
神経や血管が密集しているところです。
また、歯を支えている骨は歯槽骨(顎の骨)、歯槽骨と歯の間でクッションの働きをしているのは根膜(歯槽骨と歯の間の膜)と言います。
次に、歯の変色についてです。
変色には、ただ単に歯の表面のみに着色している場合と、歯の内部まで着色している場合とがあります。
歯の表面に、茶渋、タバコのヤニ、歯石などが、ただ着色(付着)している場合には、その着色物(付着物)を落とすだけで、歯はもとの白さにもどります。
しかし、歯の表面の着色だけでなく、歯の内部まで着色していれば、いくら歯をみがき、クリニックでのクリーニングを受けても、色は白くなりません。
白くしようと無理にみがきすぎて、エナメル質がけずれて薄くなってくると、なかの黄色みがかった象牙質が透けでてきて、かえって黄色くなってしまうかもしれず、そうなると逆効果でしょう。
また、歯が変色する原因には大きくわけて、外因性のものと、内因性(先天性)のものとがあります。
外因性の変色とは、色素が外側から歯の内部にまでしみ込んでしまうことによって起こる変色です。
原因としては、着色しやすい飲食物や喫煙などが考えられます。
たとえば、紅茶、赤ワインなどの色素・茶渋、タバコのヤニなどの付着物が、もっとも着色の原因になりやすいもののトップバッターです。
ほかにも、コーヒー、コーラ、ビーフシチュー、カレーなど、色のついた飲食物もまた、原因になります。
歯のいちばん外側のエナメル質は、無機質が約97%を占めていますが、約3%は有機質と水で構成されています。
着色した飲食物を日常的にたくさん飲む習慣のある方は、エナメル質のわずか3%しか占めていない有機質に浸透して着色が発生しがちになります。
つまり、歯の内部まで汚れが浸透して、着色してしまうわけです。
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